Review, 13(2) 1983 )の「CSNET Protocol Software:
The IP-to-X25 Interface」に発表されている。この従来の通信プロトコル変換装置は、図9のように、送信制御手段31と、受信制御手段32と、チャネル選択手段33と、チャネル制御手段34とを備えている。【0004】送信時には、図10のように、送信制御手段31がIPデータを受信すると(ステップS41)、チャネル選択手段33がX.25通信チャネルを選択し(ステップS42)、送信制御手段31がX.25データをIPデータに変換し(ステップS43)、送信制御手段31がX.25データの送信を依頼して(ステップS44)、処理を終了する。【0005】ステップS42においては、図11のように、IPアドレスに基づいてX.25通信チャネルを選択し(ステップS51)、X.25通信チャネルが確立されているか否かを判断し(ステップS52)、確立されていれば送信制御手段31にチャネル識別子を返す(ステップS53)。確立されていなければ、X.25通信チャネルを確立し(ステップS54)、ステップS53に進む。【0006】すなわち、IPプロトコル制御装置35からIPデータの送信要求が発生すると、送信制御手段31は、チャネル選択手段33にIPアドレスを供給する。これによりチャネル選択手段33は、送受信に使用するX.25通信チャネルを選択し、チャネル識別子を送信制御手段31に供給する。このようにチャネル選択手段33は、使用中のX.25通信チャネルを管理し、送信先のIPアドレスに対応するX.25通信チャネルの選択を行なう。X.25通信チャネルがまだ確立されていない場合、チャネル選択手段33は、チャネル制御手段34にチャネル制御指示を供給する。これによりチャネル制御手段34は、X.25通信チャネルの確立を行う。次に送信制御手段31は、IPデータからX.25データを作成し、作成したX.25データを、チャネル選択手段33により求められたX.25通信チャネルで送信するために、X.25プロトコル制御装置36に対する送信要求を行う。【0007】受信時には、X.25プロトコル制御装置36からX.25データを受信すると、受信制御手段32は、受信したX.25データからIPデータを作成し、このIPデータをIPプロトコル制御装置35に通知する。【0008】【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、IPアドレスにより使用するX.25通信チャネルを決定しているため、IPデータの送受信に適したX.25通信チャネルを利用することができないという問題点があった。これは、IPデータの場合、データ通信の性質は上位プロトコルやサービスの種別により異なっており、IPアドレスによるX.25通信チャネ
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ルの選択では、データ通信の性質に応じて、X.25通信チャネルの属性(最大パケットサイズやスループットクラス等)や利用できる付加機能(着信課金やグループ形閉域接続等)を使い分けることができないためである。【0009】また、上位プロトコルによる再送データは、信頼性の高いデータ通信を実現しているX.25プロトコルでは不必要であり、再送データを通信プロトコル変換装置において破棄することにより、効率的で通信コストの低いデータ通信を実現することができるが、従来の通信プロトコル変換装置では、IPプロトコル制御装置35から要求されたIPデータが通常のデータであるかあるいは再送用のデータであるか判断できないという問題点があった。【0010】更に、従来の通信プロトコル変換装置では、通信相手との間に確立された複数のX.25通信チャネルを同時に利用したデータ転送の高速化手法が考えられているが、IPデータから作成されたX.25データは複数のX.25通信チャネルを利用して送受信されるため、ランダムな順番で到着するX.25データからIPデータを作成するためには、複雑な順序修正手段が必要になるという問題点があった。【0011】本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、TCP/IPプロトコルとX.25プロトコルとのインタフェースを高速かつ効率的に実現する通信プロトコル変換装置を提供することを目的とする。【0012】【課題を解決するための手段】本発明は、IPデータに含まれているプロトコル制御情報を解析して上位プロトコルやサービスの種別等を求めるプロトコル解析手段と、X.25通信チャネルの確立および解放処理を行うチャネル制御手段と、IPアドレスと前記プロトコル解析手段により求められた上位プロトコルやサービスの種別等とから、X.25データの送受信に使用するX.25通信チャネルの選択を行うと共に、使用中のX.25通信チャネルを管理して、前記チャネル制御手段に対するX.25通信チャネルの確立および解放を指示するチャネル選択手段と、IPデータからX.25データを作成し、前記チャネル選択手段により求められたX.25通信チャネルを使用して、X.25データの送信を行う送信制御手段と、受信したX.25データからIPデータを作成し、受信通知を行う受信制御手段とを備えたことを特徴としている。【0013】【作用】プロトコル解析手段は、IPデータに含まれているプロトコル制御情報を解析して上位プロトコルやサービスの種別等を求める。チャネル制御手段は、X.25通信チャネルの確立および解放処理を行う。チャネル選択手段は、IPアドレスとプロトコル解析手段により求められた上位プロトコルやサービスの種別等とから、
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プS14)、アドレス変換表を更新して(ステップS15)、ステップS13に進む。【0017】送信時の動作について、さらに具体的に説明する。IPプロトコル制御装置6からIPデータの送信要求が発生すると、送信制御手段1は、プロトコル解析手段5にIPデータを供給する。これによりプロトコル解析手段5は、IPデータに含まれているプロトコル制御情報から上位プロトコルやサービスの種別を求めて送信制御手段1に供給する。サービスの種別を求める方法は、上位プロトコルにより異なる。例えば、上位プロトコルがTCPプロトコルの場合、サービスの種別として、IPデータに含まれるTCPプロトコル制御情報に書かれたポート番号を返す。次に送信制御手段1は、チャネル選択手段3にIPアドレスおよび上位プロトコルやサービスの種別を供給する。これによりチャネル選択手段3は、図4に示すようなアドレス変換表を検索し、対応するX.25通信チャネルを求めてチャネル識別子を送信制御手段1に供給する。このアドレス変換表は、チャネル選択手段3により管理されるチャネル識別情報と、予め定義されたチャネル識別情報以外の項目(IPアドレス、上位プロトコルやサービスの種別、通信相手のX.25アドレス、X.25通信チャネルの属性情報および付加機能)とから構成されている。アドレス変換表のチャネル識別情報は、通信相手との間にX.25通信チャネルが確立されているか否かを示すフラグ情報と、X.25通信チャネルを一意に識別する識別子と、他の管理情報とから構成されている。すなわちチャネル選択手段3は、アドレス変換表を検索し、送信先のIPアドレスと、プロトコル解析手段5により求められた上位プロトコルやサービスの種別とから、対応するX.25通信チャネルのチャネル識別子を求め、対応するX.25通信チャネルがまだ確立されていない場合、アドレス変換表のX.25通信チャネルの属性情報および付加機能に基づいて、チャネル制御手段4にチャネル制御指示を供給する。これによりチャネル制御手段4は、X.25通信チャネルを確立する。その後チャネル選択手段3は、アドレス変換表のチャネル識別情報を更新し、そのチャネル識別子を送信制御手段1に通知する。次に送信制御手段1は、IPデータからX.25データを作成し、作成したX.25データを、チャネル選択手段3により求められた識別子のX.25通信チャネルを利用して送信するために、X.25プロトコル制御装置7に対して送信要求を行う。【0018】次に受信時の動作を説明する。X.25プロトコル制御装置7からX.25データを受信すると、受信制御手段2は、受信したX.25データからIPデータを作成し、そのIPデータをIPプロトコル制御装置6に通知する。このように、IPデータに含まれているプロトコル制御情報を解析して上位プロトコルやサービスの種別等を求めるプロトコル解析手段5を設けて、チャネル選択手段3によりアドレス変換表を検索するという簡単な処理を追加するだけで、上位プロトコルやサービスの種別に応じた最適な通信チャネルを選択して使用することができる。例えば図4のようなアドレス変換表では、IPアドレスAの通信相手とftpコマンド(ファイル転送コマンド。上位プロトコルはTCPプロトコルで、ポート番号は21)によりデータ通信を行う場合、最大パケットサイズが4096オクテットの通信チャネルを使用する。これは、ファイル転送コマンドのようなデータ通信ではパケットサイズを大きくする方が効率的なためである。また、IPアドレスBの通信相手とtelnetコマンド(遠隔ターミナルコマンド。上位プロトコルはTCPプロトコルで、ポート番号は23)によりデータ通信を行う場合、最大パケットサイズが128オクテットの通信チャネルを使用する。これは、遠隔ターミナルコマンドのようなデータ通信ではパケットサイズを小さくする方が効率的なためである。更に、リアルタイム性が要求されるtelnetコマンドでは、telnetコマンドで使用するX.25通信チャネルと、ファイル転送コマンドのようなデータ量の多いX.25通信チャネルとを区別することにより、遠隔ターミナルの応答性を向上させることができる。(実施例2)図5は本発明の実施例2における通信プロトコル変換装置の構成図で、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。この通信プロトコル変換装置は、送信制御手段1と、受信制御手段2と、チャネル選択手段3と、チャネル制御手段4と、プロトコル解析手段5と、再送状態監視手段11とを備えている。再送状態監視手段11は、上位プロトコルの再送状態を監視する。【0019】送信時の動作の概略について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。送信制御手段1がIPデータを受信すると(ステップS21)、プロトコル解析手段5がプロトコル情報を解析し(ステップS22)、再送状態監視手段11がIPデータは再送用のデータであるか否かを判断し(ステップS23)、再送用のデータでなければ、チャネル選択手段3がX.25通信チャネルを選択し(ステップS24)、送信制御手段1がX.25データをIPデータに変換し(ステップS25)、送信制御手段1がX.25データの送信を依頼して(ステップS26)、処理を終了する。ステップS23においてIPデータが再送用のデータであると判断すれば、IPデータを破棄し(ステップS27)、処理を終了する。【0020】ステップS24においては、図7のように、IPアドレスと上位プロトコルやサービス種別とに基づいてアドレス変換表を検索し(ステップS31)、
X.25通信チャネルが確立されているか否かを判断し(ステップS32)、確立されていれば送信制御手段1にチャネル識別子を返す(ステップS33)。確立され
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ていなければ、X.25通信チャネルを確立し(ステップS34)、アドレス変換表を更新して(ステップS35)、ステップS33に進む。【0021】送信時の動作について、さらに具体的に説明する。IPプロトコル制御装置6からIPデータの送信要求が発生すると、送信制御手段1は、プロトコル解析手段5にIPデータを供給する。これによりプロトコル解析手段5は、上位プロトコルやサービスの種別を求める。次に送信制御手段1は、再送状態監視手段11にプロトコル制御情報を供給する。これにより再送状態監視手段11は、IPデータが上位プロトコルによる再送データか否かを調べ、結果を送信制御手段1に供給する。例えば、上位プロトコルがTCPプロトコルの場合、TCPデータのサイズおよびTCPプロトコル制御情報に書かれたシーケンス番号と送信済みの送信データ記録とを比較することにより、IPデータがTCPプロトコルによる再送データか否かを調べることができる。再送データの場合、送信制御手段1は、不必要なデータとしてIPデータを破棄し、処理を終了する。再送データでない場合、以下、実施例1と同様の処理を行う。【0022】受信時における動作は実施例1と同様である。このように、再送状態監視手段11を設けて、上位プロトコルやサービスの種別および上位プロトコルのシーケンス番号等のプロトコル制御情報と、送信済みの送信データ記録とを比較するという簡単な処理を追加するだけで、再送用IPデータの送信を防ぐことができるため、高速で効率的な、かつ通信コストの低いデータ通信を実現することができる。(実施例3)図8は本発明の実施例3における通信プロトコル変換装置の構成図で、図1に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。この通信プロトコル変換装置は、送信制御手段1と、受信制御手段2と、チャネル選択手段3と、チャネル制御手段4と、プロトコル解析手段5と、データ順序制御手段13とを備えている。データ順序制御手段13は、複数の通信チャネルを同時に利用するためのものである。【0023】送信時の動作を説明する。IPプロトコル制御装置6からIPデータの送信要求が発生すると、送信制御手段1は、実施例1と同様の処理により通信チャネルの選択を行う。複数の通信チャネルを同時に利用できる場合、チャネル選択手段3は、利用可能な通信チャネルが全て確立されるまで通信チャネルの確立を行い、確立された通信チャネルの中から1つの通信チャネルを選択する。次に送信制御手段1は、IPデータからX.25データを作成し、チャネル選択手段3により求められた通信チャネルを利用して、X.25データを送信する。【0024】受信時の動作を説明する。X.25プロトコル制御装置7からX.25データを受信すると、受信制御手段2は、受信したX.25データからIPデータを作成する。次に受信制御手段2は、作成したIPデータをデータ順序制御手段13に供給する。これによりデータ順序制御手段13は、IPデータの順序を修正する。すなわちデータ順序制御手段13は、受信制御手段2により作成されたIPデータをプロトコル解析手段5に供給する。これによりプロトコル解析手段5は、IPデータを解析して、上位プロトコルやサービスの種別およびシーケンス番号等のプロトコル制御情報をデータ順序制御手段13に供給する。これによりデータ順序制御手段13は、プロトコル解析手段5により解析された上位プロトコルやサービスの種別およびシーケンス番号等のプロトコル制御情報と受信済みの受信データ記録とを比較することにより、IPデータの順序を並べ直す。次に受信制御手段2は、データ順序制御手段13により正しく順序付けられたIPデータをIPプロトコル制御装置6に通知する。【0025】このように、データ順序制御手段13を設けて、受信したIPデータの上位プロトコやサービスの種別および上位プロトコルのシーケンス番号等のプロトコル制御情報と、受信済みの受信データ記録とを比較するという簡単な処理を追加するだけで、複数の通信チャネルを同時に利用できるので、1つの通信チャネルだけを利用する場合と比較して、一層高速なデータ通信を行うことができる。【0026】なお実施例1において、チャネル選択手段3は、特定の通信相手について、IPアドレスだけから、あるいはIPアドレスと上位プロトコルの種別とだけから、あるいはIPアドレスとサービス種別とだけから、最適なX.25通信チャネルを選択できるように構成してもよい。また実施例2において、特定の通信相手についてだけ、再送状態の監視および再送データの破棄を行うように構成してもよい。【0027】また上記各実施例においては、チャネル選択手段3がチャネル識別情報とそれ以外の項目とを同じアドレス変換表に記録するように構成したが、チャネル識別情報とそれ以外の項目とを別の表に記録するように構成してもよい。また、アドレス変換表の代わりに、アドレス変換表と同様の内容をデータベースとして管理する装置を利用するように構成してもよい。【0028】【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、IPデータに含まれているプロトコル制御情報を解析して上位プロトコルやサービスの種別等を求めるプロトコル解析手段と、X.25通信チャネルの確立および解放処理を行うチャネル制御手段と、IPアドレスとプロトコル解析手段により求められた上位プロトコルやサービスの種別等とから、X.25データの送受信に使用する
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るチャネル選択手段と、IPデータからX.25データを作成し、チャネル選択手段により求められたX.25通信チャネルを使用して、X.25データの送信を行う送信制御手段と、受信したX.25データからIPデータを作成し、受信通知を行う受信制御手段とを備えたので、プロトコル解析手段によりIPデータに含まれているプロトコル制御情報を解析して上位プロトコルやサービスの種別等を求めることから、上位プロトコルやサービスの種別に応じた最適な通信チャネルを選択して使用することができ、高速で効率のよいデータ通信を実現できる。【0029】また、再送状態監視手段を設けて、上位プロトコルやサービスの種別および上位プロトコルのシーケンス番号等のプロトコル制御情報と、送信済みの送信データ記録とを比較するという簡単な処理を追加すれば、再送用IPデータの送信を防ぐことができるため、さらに高速で効率的な、かつ通信コストの低いデータ通信を実現できる。【0030】また、データ順序制御手段を設けて、受信したIPデータの上位プロトコやサービスの種別および上位プロトコルのシーケンス番号等のプロトコル制御情報と、受信済みの受信データ記録とを比較するという簡単な処理を追加すれば、複数の通信チャネルを同時に利用できるので、1つの通信チャネルだけを利用する場合に比較して、一層高速なデータ通信を実現できるという優れた効果を奏する。【図面の簡単な説明】【図1】本発明の実施例1における通信プロトコル変換装置の構成図である。【図2】本発明の実施例1における通信プロトコル変換装置の送信処理時の動作を説明するフローチャートである。【図3】本発明の実施例1における通信プロトコル変換装置の送信処理時の動作の要部を説明するフローチャートである。【図4】アドレス変換表の説明図である。【図5】本発明の実施例2における通信プロトコル変換装置の構成図である。【図6】本発明の実施例2における通信プロトコル変換装置の送信処理時の動作を説明するフローチャートである。【図7】本発明の実施例2における通信プロトコル変換装置の送信処理時の動作の要部を説明するフローチャートである。【図8】本発明の実施例3における通信プロトコル変換装置の構成図である。【図9】従来の通信プロトコル変換装置の構成図である。【図10】従来の通信プロトコル変換装置の送信処理時の動作を説明するフローチャートである。【図11】従来の通信プロトコル変換装置の送信処理時の動作の要部を説明するフローチャートである。【符号の説明】
| 1 | 送信制御手段 |
| 2 | 受信制御手段 |
| 3 | チャネル選択手段 |
| 4 | チャネル制御手段 |
| 5 | プロトコル解析手段 |
| 11 | 再送状態監視手段 |
| 13 | データ順序制御手段 |
【図10】【図11】